海外の反応アニメまとめ

第1話を見た日本人の感想・考察

次回予告なしが楽しみを倍増させる

ダンガンロンパシリーズの集大成となるダンガンロンパ3。
「2」の正当な続編となる未来編は、人類史上最大最悪の絶望的事件が発生した後のストーリーが描かれ、多くの新キャラクターと懐かしのキャラクターたちが続々と登場します。

冒頭、「あらゆる地図に存在していない建物だから大丈夫」という、フラグとしか思えない台詞からストーリーが展開。
物語の主軸となる未来機関の面々はテロップ付きで一気に紹介されましたが、「超高校級のプロレスラー」とか、なんでもアリな設定はこれまでと同様。
ゼロ魔のルイズのイメージが強い釘宮理恵さんが「超高校級の農家」万代大作として男役を演じていたり、相変わらずスタッフは（良い意味で）声優の無駄遣いをやめてくれません。
なお、どのキャラクターも「元・高校級の――」という通り名になっています。
ところで、万代の自作ことわざって本当に意味がないんですかね…。

今作では唯一の老人枠として登場する天願和夫は、元希望ヶ峰学園の学園長でありながら未来機関の会長を務めています。
実業家だったら孫正義や稲盛和夫に匹敵するやり手ですが、ここは北斗の拳並みに荒廃した世界なので、その能力は組織を束ねる以外は役に立ってくれません。
また、未来機関の支部長で、希望ヶ峰学園ではスカウトマンだった黄桜公一という中年男も登場します。
若者以外はとてもダンディ。

「2」で苗木誠が絶望の残党を助けたことを知った未来機関は彼を拘束、尋問を行おうとしましたが、案の定というべきか、タイミングよく謎の襲撃が発生。
警備員は殺害され、入口はミサイル攻撃による瓦礫で封鎖、エレベーターも使えず。
初期のダンガンロンパらしく密室殺人系の推理小説の王道を一気に突き進み、しまいには催眠ガスが部屋に充満、バタバタと倒れる未来機関の面々。
「目を覚ますとそこは見知らぬ土地で…」という展開はなく、同じ部屋、同じタイミングで全員仲良く起床します。
永遠の眠りについた1人を除いて。

手首につけられたカウントダウン機能付きの腕輪を見ていると、聞き慣れない声が部屋に響き渡ります。
苗木誠の宿敵であり、江ノ島盾子が生み出した絶望の残党でもあるモノクマの再来です。
未来機関の上層部に対して「あの時」と同じようにコロシアイをするよう命令すると、シャンデリアと共に落下する一体の遺体。
次回予告のない終わり方が、妄想を膨らませます。

希望と絶望による一種の戦争が背景にあるものの、どうやら本線はこれまで通りコロシアイにありそうです。
ただこれまでと違うのは、外部からの援軍や敵が現れる可能性があるということ。
果たして公式サイトでスペルを間違えられている葉隠康比呂は、無事に苗木っちを助け出せるのか。
今から2話が待ち遠しいです。

P.N　アクア